デリーではチャートの人気が非常に高いため、デリーの通りのあらゆるところで、チャート・ワラ(chaat-wala)と呼ばれるチャートの店が開いています。このチャートが売られている場所で注目したいのは、ポテトとタマリンド水を詰めて膨らませて作った一口サイズの揚げパンであるパー二―プーリーです。特に試したいのが、果物や野菜の中を空洞にしてそこにザクロの実とゆでたヒヨコマメを詰めて作ったクレ・キ・チャート(kulle-ki-chaat)です。これをレモンの果汁に浸けて、チャートマサラをトッピングします。また、さいの目に切ったポテトを揚げて、それにスパイシーなバターを塗って作ったアル・チャート(aloo chaat)も試すことができます。タマリンドのチャツネとミントのチャツネをかけた料理であるティッキ(tikki)(ポテトのパティを揚げたもの)も良いチョイスでしょう。伝説によると、チャートはムガル皇帝であるシャー・ジャハーンの厨房で考案されたと伝わります。当時は、ヤムナー川の水が非常に汚染されていたため、料理人が有害な水の効果を抑えるために非常に油っこくスパイシーな料理を作り始めたと言われています。こうして、チャートが生まれました。