ティルパティから15km西のチットゥール地区にあるチャンドラギリ城は約1000年前の11世紀にラダワ・ラーヤ(Yadava Raya)によって建てられました。3世紀以上にわたってこの地を支配しましたが、ヴィジャヤナガル王国がハンピから逃げ、ここを都としたことで歴史に名を残しました。1646年に、ゴールコンダのスルターンたちの領地となり、最終的にマイソール国王たちの支配下に置かれるようになりました。18世紀末には、城は使われなくなりました。

城の建築は素晴らしく、かなり戦略的に考えられた場所に建っています。それだからこそ、数多くの王たちが何世紀も城を占領していたのでしょう。城は高さ180mの岩の上に建ち、堅牢な全長1.5kmの壁に守られています。城にはラニ・マハル(女王の宮殿)やラージ・マハル(王の宮殿)もあります。ラージ・マハルは現在博物館になり、青銅や石でできた遺産が展示されています。博物館には城や寺院の本殿などの模型もあります。かつての城の道を歩けば数多くの古い寺院に出会うことができます。スリヴァリ・メットゥ(Srivari Mettu)として知られる道は、王族用の私道だったと考えられています。

* This embed is a third party content and available in English only.

ティルパティのその他の魅力