世界的に有名な巡礼地の中で、アーンドラ・プラデーシュのティルパティはスピリチュアルや神聖なものを求める人にとっての寄り道スポットです。ティルマラ山脈のふもとにあるこの活気ある巡礼地には1年中参拝者が訪れます。ヴェンカツワラ寺院がここの主な見どころです。インドでも最高に豪華な寺院と言われ毎日約6万人が訪れます。参拝者は髪や様々な貴重品を寺院に寄付して神を崇めます。

町の圧倒的な名所は寺院ですが、ティルパティには世界でもかなり古く珍しい自然の造形(天然の石のアーチ)があります。寺院のすぐそばにある石のアーチは先カンブリア時代のものに分類され15億年前のものだと信じられています!

ティルパティは9世紀にはパラーバ朝、10世紀にはチョーラ朝、14~15世紀にかけてはヴィジャヤナガル王国といった様々な王朝に支配されてきました。この寺院の町の儀式は11世紀のヒンドゥー教の神学者で哲学者のラーマーヌジャにより形作られたと信じられています。

シシャドリ、ベーダドリ、ガルダドリ、アンジャナドリ、ヴリシャバドリ(Vrishabadri)、ナラヤナドリ、ヴェンカタドリ(Venkatadri)の6つの丘からなるティルマラ山脈が町にさらなる美しさを与えています。頂上から眺めると、こうした丘はとぐろを巻いた蛇の姿に見えますかつてヴィシュヌ神が眠った場所だと信じられています。