ヒンドゥー教寺院で寺院全体の大きさが世界一であるとしてギネス世界記録に掲載されているアークシャルダム寺院は、優れた建築術で建立されています。広大な土地に広がるこの寺院は、上から見ると、素晴らしい神々しい都市に見えます。寺院それ自体は、ピンク色の砂岩や大理石で作られており、手入れの行き届いた芝生や緑豊かな水辺や開放的な中庭の中にあります。この寺院は、ヒンドゥー教の伝統的な建築術を用いて設計されており、ヴァ―ストゥ・シャーストラやパンチャラトラ・シャーストラの思想に基づいて建立されています。息をのむ美しさのこの寺院を散策すれば、壁面を飾る、動物や花々、踊り子、音楽家、神々の精巧な彫刻を見つけることができます。この寺院の建立に使用されている石は、ラジャスタン州から持ち込まれ、重さは約6000メートルトンであると言われています。この寺院に使用されているイタリアのカッラーラ大理石がこの荘厳な寺院を一層美しく見せています。

この寺院で行われるヤグナプルーシュ・クンド（Yagnapurush Kund）で見られる音楽とともに吹き上がる噴水が見どころのサハジャ・アナンド・ウォーター・ショー（Sahaj Anand Water Show）や息の飲む美しさの光と音のショーは一見の価値があります。このショーは、午後7時30分に始まり、ヒンドゥー教の古代から伝わる聖書にある物語が語られます。このショーでは、様々な色のレーザー光線や水中に光る光、ウォータージェット、動画の投映などを使用した見事な演出が見られます。

この寺院は、高さが140フィート、幅は約300フィートです。寺院には巧みな彫刻が施された9つのドーム状の建物と美しい彫刻が施された234本の柱があります。寺院内には、ヒンドゥー教の神々の偶像が約2万体あり、本殿はスワミナラヤン神を祭っています。スワミナラヤン神の高さ11フィートの偶像は、中央にあるドーム状の建物の下に安置されています。興味深いのが、アークシャルダムの1つ1つの像がパンチ・ダートゥ（panch dhaatu）と呼ばれる5つの金属の合金で作られていることです。同寺院には、3000メートルトンを超える重さの象の彫像も148体置かれています。

同寺院には、10の方向を表す10個の門を通って参拝することができます。正門は、敬虔の門ともされるバクティ・ドワール（Bhakti Dwar）です。アークシャルダムの竣工は2005年の11月6日です。世界中から来た8000人のボランティアがこの寺院の建立に協力しました。