シュリーナガルからほんの52キロメートル、ジャムとカシミールのバラムラ地域に位置する風光明媚なグルマルグの谷は、海抜2,730メートルです。雪に覆われた雄大なピルパンジャル山脈の山頂と緑豊かな牧草地、深い峡谷、松の森の丘、谷に囲まれたグルマルグは、何世紀にもわたって詩人や芸術家に刺激を与えてきました。文字通り花の草原であるグルマルグの谷は、地上の楽園に例えられています。

グルマルグは全天候型の目的地で、冬にはスキー、スノーボード、ヘリスキー等のようなアクティビティを楽しむことができる、アウトドアスポーツの要所となります。ここの斜面はアジアで7位のベストスキースポットになっています。距離の長いゲレンデ外のスキーやスノーボードを楽しむことができます。グルマルグを囲む山々の中で最も印象的なアファルワットには、世界で2番目に高い場所にあるケーブルカーのグルマルグ・ゴンドラで行くことができます。このゴンドラに乗るといくつもの丘や谷を滑り抜け、霧と雲の中で迷子になったようで、とてもユニークな経験です。

かつてグルマルグは王や貴族のバケーションの目的地でした。スルタンのユースフ・シャーが最初にこの谷を見つけ、草の生えた斜面に野の花が鮮明に浮かび上がっている風景から、花の草原を意味するグルマルグと名付けたと言われています。ここはまた、ムガル皇帝ジャハーンギールのお気に入りのリゾート地でした。イギリス人は1927年にインドにスキークラブを設立し、グルマルグをスキーリゾートとして確立させました。その美しさは映画製作者に刺激を与え、いくつもの映画がここで撮影されました.

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