標高2,740メートルのソンマルグは、避暑地でキャンプを楽しみたい自然好きの人が立ち寄るにはぴったりの場所です。黄金の草原とも呼ばれるソンマルグはラダックへの玄関口で、青々とした絵画のような渓谷と雪を冠した山頂で知られています。曲がりくねったシンド川が渓谷を抜け、この地域のシダレカンバ、モミ、マツ、そして高山の花々に水を与えています。ソンマルグは有名なアマルナート・ヤトラが始まる拠点の町でもあります。ソンマルグに行ったら、ヴィシャンサール湖も忘れないようにしましょう。冬の間は凍り付く、長さおよそ1キロメートルの湖は、北方へと流れるネルム川の水源となっています。その他の見どころは、ソンマルグから約6キロメートルのニラグラド川です。

この川の水は赤く、薬効があると言われていて、多くの旅行客がここで泳ごうとやって来ます。もしアウトドアが好きであれば、タジワス氷河に行って氷上スクーターを借り、氷上スキーを体験してみることは外せません。シュトカリ橋の澄んだ水でリバーラフティングを選ぶこともできます。ソンマルグの冬は寒く、厳しく、大雪や雪崩があるために、夏の間しか行くことができません。歴史的には、ソンマルグはギルジットと並んで古代シルクロードの玄関口でした。チベットとカシミールを結んでいたのです。最も標高が高い陸路のひとつであるゾジ・ラ峠は、ここから東に約15キロメートルの場所にあります。

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