マハトマ ガンジー ホール/市庁舎

このクラシカルな建物はインドールの植民地時代の建造物の中でも際立った存在である。セオニの石で造られたこのホールはインドゴシック様式建築物を完璧に表している。その丸屋根と尖塔はこの街のランドマークにふさわしい。中心ホールは約2000人を収容可能だ。また年間を通して本や絵画の展覧会もされている。市庁舎の前にはガーナ・ガーと呼ばれ親しまれる時計塔もある。図書館や児童公園、寺院もここにある。

1904年の設立当初、このホールはキング・エドワード・ホールと名付けられており、プリンス・オブ・ウェールズのジョージ5世が1905年に就任した。マハトマ・ガンジー・ホールと名付けられたのは1948年のことである。

マハトマ ガンジー ホール/市庁舎

ラルバーグ宮殿

ホールカル家の建てた最も壮大な記念碑の1つとして知られるラルバーグ宮殿は、豪華な多層構造をで作られており、インドールの郊外に位置する。その正門はロンドンのバッキンガム宮殿を模倣して作られたと言われており、イギリスから輸入されたものだ。門を抜けると、宮殿を取り囲む美しく、洗練されたバラ園が迎えてくれる。内装もきらびやかで、イタリア製の大理石の柱や、目を引くシャンデリア、ペルシャカーペットや、印象的な彫刻であしらわれている。宮殿の荘厳な舞踏室には息を飲む。この宮殿はジョージア調の家具も誇り、インド、イタリアの現代絵画も所有する。現在は美術館として親しまれているこの宮殿は王家の豊かな歴史の1ページへとあなたを誘ってくれるだろう。

ラルバーグ宮殿

インドール美術館

インドール美術館(中央美術館)はマールワー地域の最古の美術館の1つで、精巧な芸術品や、中世や先史時代の遺物を多く内蔵している。展示物はマンドサウル地区の古代の要塞ヒングラジャーガの彫刻からグプタ朝やパラマーラ朝時代の彫刻にまで及ぶ。パラマーラ朝時代の彫刻のスタイルはインドール発祥と考えられており、その特徴として、石への描写、複雑な装飾、均整のとれた像などが挙げられる。ひとつめのギャラリーでは石器、装飾品、国内文書が、ふたつめのギャラリーでは様々なヒンドゥー教の神話の彫刻がそれぞれ展示されている。この美術館はインドールの郵便本局の近くにあり、月曜日を除く毎日午前10時から午後5時まで営業している。

インドール美術館

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