ワンドアのゴムプランテーション

ゴムが島々での一番重要で栽培されているものの一つであるので、製造の過程がどのように展開するのかを見ることができる場所があちこちにあります。ワンドアのゴムプランテーションは景色がとても良い場所の一つで、アンダマンの中でも一番大きなもので931ヘクタールの広さを持っています。およそ1万本もの木が植えてあり、南アンダマンの領域に位置しています。中に入ると、何千もの金色のゴムの薄い板やそれぞれの木に取り付けてあるゴムを集めるための瓶が見えます。ガイド付きのツアーでは、生のゴムを薄い板状にしていく工程を聞くことができます。タッピングと呼ばれる工程はゴムの木からゴムを集める工程です。その後、手動のローラーを使って、ゴムは薄い板状に成形されていきます。全工程がとても興味をそそるものです。

ワンドアのゴムプランテーション

水産博物館

水産博物館はラジーヴ・ガンジー・ウォーター・スポーツ複合施設の近くにあり、アンダマン・ニコバル諸島でも一番人気のある場所の一つです。アジア・太平洋地域に見られる350種以上の海洋生物を保有しています。敷地内に入ると、いろいろな動植物の展示品があるので生物学実験室に来たかのように感じます。この博物館では、カニ、サメ、ヒトデ、大きなテーブルサンゴなどの生きた動物も保有しています。その他の興味深い展示としては実物大のノコギリエイやイルカ、世界一大きい歯の生えたクジラと言われているマッコウクジラの骨格があります。博物館内での写真撮影は禁止されています。博物館は、ポートブレアから約9㎞に位置しています。津波で一部破壊されましたが、その後再建されています。 

水産博物館

アンダマンのマングローブ

マングローブは沼地に生息する木や低木で海水に順応したものです。アンダマンにはたくさんのマングローブが見られます。ダーニ・ナラー・マングローブ・ネイチャー・ウォークは、中アンダマンのランガット島から20㎞に位置しています。木製の遊歩道がマングローブの入江を曲がりくねって進んでおり、観光客がこの地のさまざまな自然を楽しむことができるようになっています。この遊歩道はカメ、特にヒメウミガメが産卵に来ることで人気のある、ダーニ・ナラーと呼ばれている長く美しい砂浜に続いています。ランガットから約8㎞のイェラッタもエコツーリズムにうってつけのマングローブが茂った入江があります。環境・森林省は、マングローブについての認知を広めるためにマングローブ・インタープリテーション・センターを設立しました。ここでは島々にみられるいろいろな種類のマングローブを描いた興味をそそる表示パネルが見られます。また、周りの景色を見ることができる展望台も設置されています。

アンダマンのマングローブ

マウント・ハリエット国立公園

ポートブレアからは陸路で55㎞、フェリーで15㎞と短距離のトレッキングで行くことができるマウント・ハリエットは、英国支配時には司令長官の夏の司令本部でした。南アンダマンでは最高峰(365m)の山頂を有する国立公園は、近隣の島々や海を見渡すことのできる場所になります。42.62平方キロメートルの広さがあり、いろいろな動植物が生存しています。その中にはアンダマン・オナガ、スンダ・コガモ、ニコバル・ツカツクリ、ニコバル・インコ、アンダマン・クマゲラ、エリグロアジサシなどの鳥たちも含まれます。また、キング・コブラ、アオウミガメ、ヒメウミガメ、アンダマン・コブラ、ヤシガニ、イリエワニ、カメ、野生のブタも見ることができます。この国立公園は、南アンダマン島の東側にあり、数々の丘が広がっています。公園は、1862年から1864年にかけてポートブレアの受刑者の刑務所の最高責任者での妻で、この地を発見した人にちなんで名づけられました。

マウント・ハリエット国立公園

チディヤ・タプ

アンダマンのチディヤ・タプと呼ばれるバード・アイランドは、数々の鳥が住む豊かなマングローブ林に覆われています。南アンダマンの最南端であるこのエコパークは、この群島の首都であるポートブレアから28㎞に位置しています。ポートブレアからチディヤ・タプへは定期的にバスが出ています。この地はバードウォッチングのパラダイスであるだけでなく、ピクニック、トレッキング、美しい夕暮れの景色が人気があります。豊かで多様な動植物を持つチディヤ・タプの動物園も見逃すことはできない場所です。チディヤ・タプの主な見どころの一つにサンセット・ポイントがあります。ここからはベンガル湾に沈んでいく美しい夕日を見ることができます。チディヤ・タプには小さな動物園もありますが、こちらも訪問するに値します。

チディヤ・タプ

サンゴ礁

アンダマン・ニコバル諸島は560種を超えるサンゴが生息し、その純粋な色や多様性は見る人を魅了します。サンゴは多量の石灰質骨格を分泌すると同時に大きなコロニーを作るために炭酸カルシウムを排出する小さな有機体です。サンゴ礁はアンダマン・ニコバル諸島の約2,000平方キロメートルのエリアに生息し、これは全面積の6パーセントに当たります。東側の裾礁や西側の堡礁は美しい眺めを成しています。代表的なリーフ内にはサンゴ、二枚貝、海綿類、巻き貝、クマノミ、カニ、ヒトデ、ワーム、エビ、ロブスターなどが見られます。また、スズメダイ、ハタ、クロハギ、チョウチョウウオなどいろいろな魚も見ることができます。

ハブロックの3番ビーチ沖のニモ・リーフは最も人気のあるものの一つです。この浅いリーフは主にディスカバリー・ダイブ(発見のためのダイブ)に利用されています。ダイビングの間に手の付けられていない青緑色の水の中にカラフルな魚の群れ、エビ、ナマコを探してみましょう。

サンゴ礁