香辛料や、手工芸品、文化、グルメの混ざり合うマッタンチェリーは、コチで最もにぎやかな場所でしょう。きスパイスや本格的な料理の香りをかぎ、文化と伝統があらゆるところににじみ出るにぎやかな通りを歩くのがおすすめです。この場所は特に素晴らしい現代アートのような明るい色で塗られた壁が特徴的です。有名なのはケララと植民者のスタイルが美しく融合したマッタンチェリー宮殿(ダッチ宮殿)です。エルナクラムから約12km離れた宮殿は、1545年にポルトガル人によってコチ朝のヴェーラ・ケララ・ヴェルマ(Veera Kerala Verma)への贈り物として建てられました。宮殿はオランダの支配下で何度も改修され、ダッチ宮殿の名で知られるようになりました。長く広いホールや壁を飾る素敵な壁画を眺めることができます。中にはラーマーヤナやマハーバーラタといったインド叙事詩の場面を描いたものもあります。2階建ての建物には偉大な詩人カーリダーサの作品も収められています。コーチンの君主たちの等身大の肖像画や、鞘入りの剣、斧、短剣、羽飾りのついた祝い事用の槍とともに、貴族の帽子やコーチンの君主が発行した硬貨などからから貴族の生活を垣間見ることもできます。

コチのその他の魅力