ジャバルプルの地域は歴史的にゴンド族とカルチュリ朝の支配者によって支配されてきたこともあり、大半のモニュメントの建築様式はゴンド王朝のものであると認定されています。マダン・マハル城砦も同様な建築様式で丘の上に建てられており、そこからは周囲の美しい景色を一望することができます。この城砦は、11世紀に第37代目ゴンドの統治者であったマダン・シンによって建てられました。城砦の大きさはそれほど大きくはありませんが、効果的な防備を固めた要塞かつ軍事前哨地です。

主要な城砦および王族の邸宅は平地にあるガーハ砦でしたが、このマダン・マハル城砦にも部屋、馬小屋、さらに王族の人々が砦を出入りするための秘密の通路も備わっています。ここが駐屯地であったこともあり、馬や軍隊を維持するための十分なインフラ設備が整っていたことがわかります。

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