1984年に設立されたボカル・ヌゲドン・チョクロー・リン修道院は、当初は小さな修行道場でしたが、時が経つにつれてその重要性と規模が増してゆき、現在では教育の場、及び500人以上の仏教徒や修行僧たちが集まる場として栄えています。

僧侶たちはチベット語やその読み書きとともに、仏教教義を教えられています。また、仏教の礼拝等についてや、様々な楽器演奏、儀式での踊り方、様々な手振り(ムドラとしても知られる)の習得、唱和の復唱など、伝統要素や修行法を学びます。

チベット仏教のカルマ・カギュとニンマの伝統である、砂曼荼羅の製作、伝統音楽の演奏、お供え物作りなどの修行を毎月1週間、熱心に行います。僧侶たちはカラチャクラやヘヴァジュラを含むタントラの指導を受けます。

また毎年、春と夏に大きな祭典が開かれ、戒律(修道院の法典)や経典(主仏の実際の言説)など、仏教の重要な経典が講釈されます。

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