ジャガツク

マナリから約12 km、Kullu渓谷の北端にあるJagatsukhは、ビアース川の左岸にあります。いくつかの寺院がある古風で趣のある賑やかな村は、Kullu渓谷の中で最も大きい町の1つと考えられています。

地元の言い伝えによると、この地はヒマーチャル・プラデーシュ州の最初の首都だったそうです。

ジャガツク

Nako修道院

俗説によると、この修道院は11世紀に有名な古代の翻訳者であるLochen Rinchen Zangpoによって建てられました。マナリから約6時間のNako村にあります。 Lotsava Jhakangとも呼ばれる修道院は、「翻訳者たち」を意味します。Nako湖のほとりに位置するこの穏やかな修道院は、Spiti渓谷にある有名なTabo修道院に基づいて建設されており、4つのホールまたはチャペルに分かれています。

修道院入り口には、複雑な模様が刻まれた門があります。

Nako修道院

Hadimba寺院

歴史的および考古学的に重要な場所であるHadimbaまたはDhoongri寺院は、叙事詩マハーバーラタのビーマの妻であるハディンバ女神に捧げられています。マナリで最も有名な寺院の一つであり、スピリチュアル、そして建築的魅力の両方で観光客を惹きつけています。この寺院は、1553年にKulluのラージャ、Maharaja Bahadur Singhによって建てられたといわれています。4層のパゴダ型の屋根と、神話の人物や神と女神のシンボル、動物、葉っぱ、そしてクリシュナ神の人生が描かれた入り口があります。内部の至聖所に偶像はありません。

密集したヒマラヤスギの森に囲まれたこの寺院は、絵に描いたような景色で、訪れる人を魅了します。寺院の複合施設を歩き回ったり、近くのトレイルを探索したりすることもできます。寺院の南、約200メートル先には、ビーマの息子ガトートカチャを象徴しているとされる聖なる木が立っています。この寺院はその歴史的および建築的重要性を考慮して、1967年4月18日に国家重要記念碑認定、そして保護されることが決定しました。また、Roja(1992年)やYey Jawani Hai Diwani(2013年)などのボリウッド映画の撮影場所にもなっています。ここを訪れる人々は、白くてふわふわしたアンゴラウサギやヤクと一緒に写真を撮ることもできます。

Hadimba寺院

Shahsur修道院

青い松を意味する「Shahsur」の名を持つ修道院は、ヒマーチャル・プラデーシュ州のラホール・アンド・スピッティ地区にある有名な仏教の僧院です。標高600 メートルに位置しています。伝説によれば、この修道院は、17世紀にブータンの王ガワン・ナムゲルの宣教師であるLama Deva Gyatshoによって建設されたそうです。Lamaはその最期をこの修道院で過ごしたといわれています。この3階建てのGompa(修道院)の壁には、84の仏教の仏像、長さ5 メートルのThangka(宗教画または巻物)、そしてナムゲルの偶像が飾られています。修道院には、年間を通して遠方から沢山の観光客が訪れますが、 6月から7月の毎年恒例のお祭時には、更に多くの人々で溢れかえります。お祭りの見どころの1つは、僧侶が踊る伝統的なチャムと呼ばれる仮面舞踊です。

Shahsur修道院

ヴァシスト

ヒンドゥー教で最も尊敬されている賢者の一人である賢人Vashisthaにちなんで名付けられたというVashisthは、マナリの丘から約4km離れた場所にあります。この小さな村は、癒しの力があると信じられている硫黄泉があることで知られています。この硫黄泉に隣接しているのが、町の見どころの一つであるVashisth寺院です。4000年以上の歴史を持つといわれているこの寺院は、賢者Vashisthaを祀っています。近くにある別の寺院ではラーマ神が祀られています。

これらの美しい寺院に加え、Vashisthではビアース川と旧マナリを見渡す最高の景色を眺めることができます。また、この村のほとんどのお店で、ウールの衣類が販売されています。この村に並ぶ茅葺き屋根の家は、複雑な木工細工を施した伝統的な方法で建てられており、村を散策するだけで古くから伝わる地元文化を感じられることでしょう。

ヴァシスト