伝説的アーティストであったばかりでなく思想家でもあったKCS パニカーによって始まったチョラマンダル・アーティスト・ヴィレッジは1966年に設立されました。芸術や文化、工芸品に僅かしか関りがない人にとっても最適な場所です。アーティストであろうと、バイヤーであろうと、芸術愛好家であろうと、単にインド芸術に興味がある人であっても、この村は誰にでも何かを提供するのです。敷地内には博物館、アートギャラリー、オープンシアター、書店、工芸品店、またレストランで本物の手作り料理を食べながら時を過ごすこともできます。

趣きのある構内に入ると、田舎的であり楽しくすがすがしい雰囲気がします。正面のゲートを過ぎると直ぐに、石の素晴らしい芸術作品が点在している彫刻ガーデンは、内部には何があるのだろう、と期待を持たせるのにふさわしいガーデンです。伝統的なものから抽象的なものまで、単に外面が凄いというだけでなく、その工芸家魂と精巧さの観点から際立っています。花崗岩、木材、銅からできた素晴らしいものです。国際的に活躍しているアーティストの作品もあります。村にはまたアートギャラリーが二つあり、HKケジリワル棟のラベーナムとツゥルシャン棟のインディゴで、展示場になっています。多種多様な工芸品からユニークなアート作品まで、スケッチ、絵画、バティック、木製品、テラコッタ、陶磁器があります。無数の展示品によって、楽しさを感じる芸術の攻撃を受けて、いろいろな形式の芸術を展望することができるのです。ダンス、音楽、演劇を楽しめるオープンシアターがあります。詩の朗読に円形劇場が時々使われます。芸術家、本、コーヒーとは別に、ここで生活している芸術家の家を訪ねることもできます。古さの魅力に満ち、特徴を備えている家はアーティストが導く生活について雄弁に物語っています。運が良ければ、新進の学生を教えているアーティストに出会えたり、作品を創作しているアーティストを目にしたり、コーヒーを飲みながら彼らと交流することができるのです。

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