バダミの有名な石窟寺院は世界中から訪問者を引き付けています。 さかのぼること6世紀から7世紀、これらの石窟寺院は当時の素晴らしい建築様式を代表するものです。 4つの石窟寺院が寺院群をを成し、その全てにヒンドゥー教パンテオンの神々の像の彫刻があります。 それらの建築様式は北インド様式と南インドのドラヴィダ様式が融合しており、それぞれの石窟には聖所、ホール、柱およびテラスがあります。

第一の寺院は紀元前578年に建てられたと言われ、40段の階段を上ってたどり着くことができます。この寺院はシヴァ神を祀ったもので81体以上のシヴァ神の彫刻があり、その中にナタラージャ(18本の腕を持つ踊るシヴァ神)もあります。 石窟は赤い砂岩でできています。

第二石窟はトリヴィクラマ(巨人)の姿をしたヴィシュヌ神が祀られており、砂岩の丘の上から見ることができます。 第三石窟寺院は丘の上に位置し紀元前578年にまでさかのぼって作られたと考えられ、正面は幅約70フィートの小高い丘となっています。 この寺院の構造はデカン様式の建築を連想させ、ヴィシュヌ神の彫刻があります。 ヴィシュヌ神は次のような化身(アヴァターラ)となって現れます:ヴァラーハ(イノシシの姿)、ナラシンハ(ライオンの獣人)、トリヴィクラマ(巨人)、ハリハラ(シヴァとヴィシュヌの合体神)。

第四石窟寺院はジャイナ教のティールタンカラ(祖師)の第24祖であるマハーヴィーラ神が祀られており、最も大きな石窟寺院です。 7世紀のものと言われ、聖所では鎮座したマハーヴィーラ神を見ることができます。

バダミのその他の名所