巨大だ、超巨大だ! そびえる立像へと続く曲がりくねった道を登るときに、ほとんどの人が抱く最初の反応です。長い橋が本土とサドゥベト島をつないでおり、そこに銅像が建っています。周辺のビンディア山脈やサトプラ山脈に囲まれた巨大な像は、ほとんど地平線を貫いているように見えるでしょう。

インドの鉄人、サルダール・ヴァッラブハイ・パテルの偉業は、この巨大な像の姿でナルマダ川流域を見つめながら生き続けています。彼がその自立を手助けした土地を見下ろすように、像はそびえ立っています。182メートルの高さを誇るこの統一の像は世界で最も高い立像です。特徴的なシンプルな衣装を身にまとい、歩く姿で描かれています。高さは平均的人間の約100倍で、8km離れた場所からでも見ることができます。統一の像は2018年10月31日、パテルの生誕143周年を記念して、ナレンドラ・モディ首相によって除幕されました。

この像は、サドゥ丘陵全体を覆う星形の幾何学的な土台の上に建てられています。像の胸の高さにある135mの展望室には、高速エレベーターで行くことができます。エレベーターへの入り口は展示ギャラリーになっており、彫像の模型や精巧な設計図などを見ることができます。エレベーターは30分で150メートル移動し、一度に26人を運ぶことができます。鉄格子で補強された展望ギャラリーからは、周囲の息をのむような景色や、遠くはサルダール・サロバー貯水池などを眺めることができます。パテルの人生と業績に光を当てるのは銅像だけでなく、見事なレーザーショーによっても彼の人生が詳しく語られます。パテルの生涯をたどり、この銅像が建てられた理由が語られます。彼のリーダーとしての国への貢献について理解を深めることでしょう。パテルの人生のさまざまな局面を写実的に映し出していおり、とても興味深いものでしょう。弁護士の服装では、彼の英国からの独立運動をイメージさせ、また、彼のトレードマークであったクルタ・ピジャマに身を包んだ姿も見られるでしょう

エンジニアリングの巨匠ラーセンとトウブロによって製作された統一の像は、33ヶ月という記録的短期間で作られました。しかも建設に11年を要した中国、春寺の仏像(世界で2番目の高さ)より177フィートも高い。統一の像は、外部構造を支持する鋼製空間フレームで囲まれた2つの半接合複合コンクリート円筒コアから出来ています。立像の顔は特に注目に値するもので、93歳の彫刻家ラム•スタール氏による、とても落ち着いた表情を湛えています。パテルの頭は腕を横にして高く持ち上げられており、左脚は少し前に出ていて、サルダール・サロバーダムに向かって水上を歩いているように見えるはずです。立像の体勢を整えるのが大変だったそうです。エンジニアたちは約2,000枚の写真をスキャンし、最終的な写真を選ぶために数人の歴史家に相談し、そして2次元画像から3次元モデルに変換し建設されました。

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