急峻な丘陵地に位置し、巨大な岩の上に建つこのハヌマーン寺院には、ハヌマーン像の上から注ぐ天然の泉があります。伝説によれば、ハヌマーンがランカに火を放った後、ラーマはハヌマーンと共にこの寺院に滞在し、ハヌマーンの怒りを鎮めたとされます。近くには、ラーマ、シタ、ラクシュマーナを祀る祠がいくつかあります。

この寺院には、他のハヌマーン廟によくあるように、多くのサルが住み着いています。360段の階段を登り切ったところからは、チトラクートの素晴らしい眺望がたのしめます。なお、一般的にはジャスミン・オイルとシンドール (ベルミリオン)がハヌマーンへの供物として捧げられます。また道すがらにも、小さなハヌマーン像があちこちに配置されています。

チトラクートのその他の魅力