ティカムガル(現在のマディヤ・プラデー)の女王であったヴリシュバヌ生き女神によって建てられた美観を誇るカナックバヴァンの寺院はラマ王とその配偶者であったシタ女神に奉納された寺院でした。
ラジャスタンとバンデルカンド地方に存在するいくつもの豪華な宮殿にその仕様が酷似しているためにこの寺院は黄金の寺院と称されることもあります。
ラム-キ-パイリに位置するナゲシュワルナス寺院はアヨディヤでの必見のアトラクションです。
この寺院はシヴァ神に献納された寺院でその至聖所にはインドの12人のジョティルリンガス(シバ神の祈祷の表象)のうちの一人が祀られています。
ハヌマンガーヒ寺院はアヨディヤの一番の人気のアトラクションであり、君主ハヌマンが母親のアヨディヤの膝に座っている美しい彫像を収めている寺院です。
多大の崇敬を集めているこの寺院は年間を通じて毎日数十人の信者が訪れます。10世紀に建造されたこの寺院に行きつくには信者は76もの階段を上らなくてはなりません。伝説によると君主ハヌマンはそこにあった洞窟に籠りラムコットから身を守り、そしてそこがラマ王の生誕の場であったと信じられています。
アヨディヤでの人気のある見どころをご案内しましょう。トレタ-ケ-タクール寺院はラマ王に献納された寺院で、それ故にラマ王はトレタ-ユガ(ヒンズー教によると人類の四つのユガ、則ち、四つの時代の二番目にあたる)の君主と呼ばれることになったのです。
アヨディヤのナヤ ガットに所在するその寺院は300年の昔、クールの王によって建立されたもので多勢の信者をひきよせ続けている場所です。この寺院は大きな宗教的意義を持っています。
アワディー語とハヌマーン チャリーサでラムチャリトマナスを執筆したゴスワミ トゥールシーダースを記念して建設された トゥールシー スマラク バワン(記念館) はアヨディヤ科学研究所 (Ayodhya Research Centre)と同じ建物にあります。
この組織はアヨディヤ市の文化的、精神的、そして伝統に基ずく文学や科学を研究し書き加える業務のための組織です。
サラユ川の土手に位置するグプタル ガットは大きな宗教的意義を持っています。
伝えられるところによるとこの地はラマ王がこの地上を去り、‘ヴァイクンタ’と呼ばれる元の住処の日干し煉瓦作りの建物に帰着するべく最後のひと掬いの水を飲んだ場所と言われています。この水上に達する桟橋を降りてサラユ川でひと掬いの川水を飲めば罪は洗い清められ世俗の悩みから解放されると信者たちはひろく信じています。
崇高性と歴史を持つことで際立っているゴーラクプルは豊富な文化遺産として名高い場所です。アヨディヤから13時間の場所で聖ゴーラクシャナータの神社として周知されています。聖ゴーラクプルはここで禁欲生活を営み、この都市の名前のいわれとなっています。
この地には数多くの霊的、文化的、考古学的、そして自然由来の場所が聖者にちなんで命名されたこの都市のぐるりに存在しています。
丘陵高くにあるラムコット寺院はアヨディヤでの崇拝の中心的場所です。古代に建設された城塞で、傾斜地を土台としてその上に横たわっています。広く信じられていることですがラマ王の城塞の敷地跡だということです。
何千人もの信者たちがこの寺院を一年中訪れますが、訪問に一番いい時期はヒンズー暦月のチャイトラ(3月ー4月)でこの期間にラマ王の誕生記念日の祝賀が大熱狂をもって行われます。
カウシャーンビー県に位置するプラブホサ丘陵はインドの仏教徒にとって最重要な場所のひとつです。
この場所は仏主が六回目の雨除けをした場所と信じられていてこの時期には僧侶たちは黙祷を捧げて過ごし、旅立ちを控えます。
アヨディヤの裾野にあるシッダールタ(仏教創始者)であるパタン デヴィは51ヵ所あるシヴァ神が住むと思われている場所(それらにはサティ女神の切り裂かれたからだの一部分が落ちたと言われるインドの祈りの神社)で、大きな信仰的意義のある場所です。
伝説によれば、この場所にはサティの右肩が落下したとなっています。