グルマルグは、いくつかの店で、織物カーペットやマットなどのユニークな手工芸品が手頃な価格で入手できることで有名です。また、素晴らしいお土産や家の装飾品を作る手作りの金属アイテムを購入することができます。装飾的なリネン、真鍮、銀製品、茶葉、彫刻が施された家具はすべて、町の中心にあるメイン・マーケットで購入できます。グルマルグは、良質の革製品の品揃えでも有名です。ショール、バスケット、その他の繊細な製品を厳選したい場合は、スリナガルまで車で行く必要があります。グルマルグには、パシュミナ・ショール、シルク・カーペット、ラップ、クルミ材の小物、張り子の手工芸品、宝石のジュエリーを販売する店があります。

グルマルグには、有名なグルマルグ生物圏保護区があり、とても多様な動植物が生息しています。一番の魅力はジャコウジカですが、保護区の密林では、ハングル、カモシカ、ヒグマ、ヒョウ、アカキツネ、クロクマを見つけることもできます。野生生物のサファリを予定に組み込み、針葉樹で覆われている保護区の、より深い範囲を探索することもできます。

標高2,650 mに位置するグルマーグ・ゴルフ・クラブは、世界で最も高い場所にあるグリーン・ゴルフ・コースの1つであるという記録を持っています。この印象的な18ホールのゴルフ・コースは、1911年に、イギリス人がグルマーグを訪れて休暇を過ごしたときから始められました。しかし、ゴルフ・コースの歴史は、19世紀にまで遡り、イギリス軍のネヴィル・チェンバレン大佐が、1890－91年に、6ホールのコースを造りました。1922年には、最初のゴールド・チャンピオンシップが行われました。そして、グルマーグ・ゴルフ・クラブで、1929年には、ネドゥズ・カップが行われました。このパー72のゴルフコースは、斜面全体に長短の傾斜が設けられ、人々の目を引きつけています。観光部門に登録されているプロ・ゴルファーが在籍し、現地で、プレーするためのゴルフセットやボールを借りることができます。12月から4月までは、敷地内は雪で覆われるため、ゴルフコースは一般公開されません。

グルマルグ・ゴンドラ・ケーブルカーは、アジアで最大かつ最高の標高にあるケーブルカー・プロジェクトと言われていて、人気のある観光アクティビティですゴンドラは、標高8,530フィートのコンドリ駅を経て、標高13,500フィートのアパルワット山頂まで、人々を運んでいます。途中で、ナンダデビピークとピル・パンジャル山脈の素晴らしい景色を一望できます。グルマルグからコンドリまでの所要時間は約10分、コンドリからアパルワットまでの所要時間は約12分です。

グルマルグは、アジアで最高のスキー場の1つで、インド国内で最も人気のあるスキーのホットスポットです。アジアのスキーおよびスノーボード・サイトで7位にランクされ、CNNインターナショナルからベスト・スキー・デスティネーション賞も受賞しています。グルマルグの斜面の標高は、8,700フィートから10,500フィートの間にあり、初心者向き、上級者向きのスロープを有しています。積雪は、1月、2月には、最大8フィートに達し、グルマルグは、スキーヤーたちに最も人気のある場所の1つになります。

スキー以外にも、スノーボードやタボッガニング（ソリに乗る遊び）が人気のアクティビティです。ヘリスキー（ヘリコプターで山に登り、スキーで滑降する）のオプションもあります。また、スノー・サイクリング、スノー・ラグビー、スノー・ベースボールをすることもできます。これらのいずれにも慣れていない場合、ウィンター・アドベンチャー・スポーツのトレーニングを提供するいくつかのリゾートもあります。上級者は、高度14,000フィートのピル・パンジャール山脈に向かい、冒険的な滞在に理想的なパウダー・スノーのカーペットを楽しむことができます。

グルマルグ・スノー・フェスティバルは、観光省が毎年開催する2日間の祭典です。このフェスティバルの目的は、世界中の訪問者を引き付け、様々なアドベンチャー・スポーツに参加する機会を提供するとともに、グルマルグの雪景色を探索する機会を提供することです。このフェスティバルは、スノーボード、スノーソリ、スキー、アイススケートなどの多くの機会を観光客に提供します。さらに、カシミールのフォーク・アーティストは、スキットやダンスなどの文化パフォーマンスを開催し、谷の人々のライフスタイルを垣間見ることができます。チベット料理、中華料理、ムガール料理、地元の食べ物、地元の珍味などを味わうことにより、より思い出深い体験をすることもできるでしょう。イベントは、ゴンドラのベース駅で開催されます。この祭りは、冬の観光とスポーツを奨励することを目的として、2003年に開始されました。