アラビア海沿岸沿いに位置したグジャラート州のドワールカはクリシュナ神の住まいとして人気の巡礼地だ。サウラーシュトラ半島の先端に位置するこの古の街はゴッミ川のほとりのドワールカディーシュ寺院で知られる。数々の寺院に加え、栄えた食文化でも有名だ。シュリクハンドやドードパクといったデザートやレンズ豆でできたマグ・ニ・ダルなどが売られている。その海岸を覆う穏やかななアラビア海ではインドの中でも屈指のダイビングスポットだ。過去に6度海に沈んだ古代の街にのこる豊かな海の世界を探検すれば、この上ないスキューバーダイビングのときを楽しめるだろう。

伝説によればグジャラートで有名なクリシュナ神はブラージュからドワールカに移り住み王国を建てたという。クリシュナ神の死後、ドワールカは海に沈んだとされており、インド国内で海の中の遺跡の研究がもっとも盛んな地である。