新しいゴシック・スタイルで造られ、ドイツのケルン大聖堂(ノルトライン‐ベストファーレンにある)の流れを汲んだ、セント・フィロームナズ大聖堂は、アジアで最も大きな教会の1つであると考えられています。キリストの出生に、最後の晩餐、キリストの磔、そして復活とキリストの昇天を彩るステンドグラスの窓を誇るこの場所の景観は、一度見るべきです。ここの尖塔は、ニューヨーク市(米国)の聖パトリックの教会の一つを思い浮かばらせるような教会の建築様式で作られていて、高さは53m程あります。あらゆる尖塔には、長さ12フィートの十字架が飾られており、また教会の柱には、花の彫刻で装飾されています。大理石の祭壇にはフランスからインドに持ってこられたセント・フィロメーナルの像があります。また、およそ800人が一斉にそこに入ることができます。教会は1840年に建設され、Maharaja Krishnaraja Wodeyar IV世(マイソール(18941940)の統治者)の支配の下で人気を得ました。最初はその時代にマイソールに住みついたヨーロッパ人の小さいコミュニティの要求を満たすため造られていました。しかし、コミュニティが成長し始め、より大きな教会の必要性が高まり、セント・フィロメーナル大聖堂は大きくなっていきました。ちなみにこの場所は、デーリーという名のフランス人アーティストによって設計されたと思われています。

マイソールのその他の魅力