高さ10.5 mのアショカ・ピラーは、プラヤーグラージュ城(アラハバード城)内にある三つの主なみどころの一つです。紀元前232年頃のに柱に彫られた碑文によると、ブラヤーグラージュが仏教にとって大切な場所であったということが伺い知れます。この建造物は、磨かれた砂岩でできているといわれており、地元の伝承では古代都市カウシャンビ(ウッタルプラデシ州)に建立され、後にプラヤーグラージュに移転したとされています。柱には、アショカのものとされる碑文のほかに、グプタ朝(CE330~380)の統治者サムドラグプタ、ムガル皇帝ジェハンギルのものもあります。グプタ朝を讃える碑文は、高名な宮廷詩人ハリセーナによって作られたといわれています。お城は現在インド軍が使用しており、柱は観光客にも見学可能ですが、事前の許可が必要です。

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